「漫画村」運営者の星野ロミ、フィリピンの空港で拘束

「漫画村」運営者の星野ロミ、フィリピンの空港で拘束
「漫画村」運営者の星野ロミ、フィリピンの空港で拘束

「漫画村」※加工は編集部

POPなポイントを3行で

  • 「漫画村」運営者・星野ロミが逮捕
  • フィリピンの国際空港で拘束
  • 近く強制送還される見通し
違法アップロードされた漫画などを掲載していた海賊版Webサイト「漫画村」の運営者とみられる星野ロミさんが、フィリピン・マニラのニノイアキノ国際空港で拘束されたと複数の現地メディアが報じた(外部リンク)。

被害額はおよそ3200億円にのぼるといわれる「漫画村」。現地メディアによれば、運営者の拘束にはマニラの日本大使館からの要請があったという。

星野容疑者は現在、フィリピンのタギッグ市の移民局拘禁施設に身柄が移され、強制送還される見通しとの報道があるが、メディアによっては「日本・イスラエル・ドイツの三重国籍」や「日系ドイツ人」といった報道もあり、今後の動向が注視されている。

日本の社会と政府まで巻き込んだ漫画村

漫画村は2016年から2018年にかけて「登録不要で完全無料な」漫画サイトとして、違法にアップロードされた漫画などを公開していたWebサイト。

口コミで利用者を急激に伸ばし、影響規模の大きさから社会問題として大きな話題になっていた。2018年4月11日前後からサイトに接続できなくなり、17日に完全に閉鎖された。 政府の知的財産戦略本部によって進められていた海賊版サイトへのアクセス遮断を促す会議では、対象のサイトとして「Anitube」「Miomio」とともに名指しされている。

NTTグループではその後、「サイトブロッキングに関する法制度が整備されるまでの短期的な緊急措置」として、海賊版3サイトに対するブロッキングを実施している。 一方で、こうしたサイトブロッキングの議論では「通信の秘密」や「知る権利」の抵触・阻害などの観点から、有識者などから反対声明も多数上がっており、結果的に法制化は見送られている。

議論を呼んだ「漫画村」

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