輝夜月の本音インタビュー「動画投稿に飽きちゃった時期があったんスよ」

輝夜月の本音インタビュー「動画投稿に飽きちゃった時期があったんスよ」
輝夜月の本音インタビュー「動画投稿に飽きちゃった時期があったんスよ」

輝夜月さん

POPなポイントを3行で

  • 輝夜月さん、1年ぶり2度目のインタビュー
  • 激動の1年、何が変わって、何が変わらなかった?
  • 「動画投稿、飽きちゃった!」の真意
今や毎日のようにバーチャルYouTuber(VTuber)関連のニュースを取り上げるようになったKAI-YOU.netだが、直接的な関わりを持ったのは今に続くムーブメントの発生直後、約1年前にさかのぼる。

2017年末から爆発的に巻き起こったバーチャルYouTuberブームは、1か月を経ても勢いはおさまることを知らず、むしろその勢いを増して前代未聞のムーブメントを形成しつつあった。

その中核を担ったのが四天王と呼ばれた5人の存在である。まず、「キズナアイ」「電脳少女シロ」「ミライアカリ」「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」(追記:ただし、ねこますさんは現在はVTuberとしては活動を終えている)。

そして、最も遅れてのデビューながら1か月でチャンネル登録者数40万人を越え、アップロードした動画のほとんどで再生数100万回以上を記録するというとんでもない数字を叩きだした台風の目「輝夜月」だ。

当時話題にならない日はないほどの活躍を見せていたが、メディア露出は全くなくほとんどが謎に包まれていた輝夜月に世界初インタビューを行ったのが、KAI-YOU.netとVTuberの直接の関わりの幕開けだったのである。 それ以降の彼女は、ソニーミュージックのレーベル・SACRA MUSICとバーチャルタレントとして初のアーティスト契約、史上初のVR空間でのライブ、アパレルブランドの設立など、比べられるものがないほどの大躍進を遂げてきた。

そして2019年3月。当時は希少だったVTuberによるライブ配信は毎日のように行われ、リアルイベントの開催も珍しくなくなり、VTuberの人数自体も7,000人を越えたとされる現在、改めて彼女に取材をする機会を得た。

時代の寵児として空前絶後のムーブメントの中心を生きる彼女は、1年という時を経てその胸にどんな思いを抱えているのか。孤高のスーパースターとして歩んだ1年は、彼女になにをもたらしたのか。

※インタビュー後編は、「KAI-YOU Premium」にて公開中(アクセスはこちら

取材・執筆:オグマフミヤ 編集:新見直

「ふふ~ん」から「キュッ」

──1年前にインタビューしてから、バーチャルYouTuber全体にも月ちゃんを取り巻く環境にも、たくさんの変化があったと思います。月ちゃんとしては自分自身なにか変わったなと感じることはありますか?

輝夜月 ちょっと意識が変わりました! 前は「ふふ~ん」て感じでやってたけど、今は「キュッ」て感じ!

──なんとなく伝わりますが(笑)、「キュッ」とは具体的には?

輝夜月 明日予定があるならちゃんと寝るとか、遅くまで遊ばないとかそういうことッスね! 遅刻しちゃダメだし! アッハッハ!

──基本からですね! 1年前のインタビューでは月ちゃんとAOちゃんの仲の良さが印象的で、月ちゃんも「自由にやらせてもらっている」とおっしゃっていました。

明日の予定を計算して行動するのはものすごく大事なことだと思いますが、一方で“自由”も変化しましたか?


輝夜月 いやいや! 全然ないです! 自由すぎてほんとにいいのー? ってくらい(笑)。

──大きな変化といえば、SACRA MUSICとのアーティスト契約もありました。何か変わったこともあるのではないでしょうか?

輝夜月 それもないんですよねー(笑)。

なんでもやっていいよって言われてるし、逆になんかやらかしちゃっても「ドンマイ!」って言ってくれてめちゃくちゃ優しい!

──楽しくやれているのはなによりです! 外から見た変化としては、活動場所がYouTubeの外へ広がっていったというのもあります。たとえばニコ生やSHOWROOMでのライブ配信もそうですし、先日はラジオへの出演もありましたよね。
ニコ生のバラエティ番組「LUNA TV」ダイジェスト
輝夜月 最初のうちは出るのが本当に嫌で、イヤイヤイヤイヤ言ってたんですけど最近慣れてきました(笑)。

生配信はー、苦手なんスよね。編集もやり直しも出来ないから、面白くできる自信がなくて! でも案外なんとかなって良かったー!

──むしろ即興でなにかやるのは得意な方だと思っていました。事実、どこへ出ても“輝夜月”全開で笑いをとりまくってますし。

輝夜月 そう見えてるならたぶんMCの方とか周りの人がスゴい頑張ってくれてるからッスね! すこしは慣れたけどやっぱ生でなんかやるのはムズいですもん。

──生ではないですが、昨年12月には地上波冠テレビ番組「輝夜月のTALKIN’ on the Moon」の放送もありましたね。
【番宣】「輝夜月のTALKIN’ on the Moon」
輝夜月 テレビも一緒で、最初イヤイヤ言ってたけど出たら楽しかった! 今はもう「次は絶対出ない!」って思ってるけど(笑)、出たら楽しいんだろうなー!

──テレビは生ではないですが、普段の動画と違って自分で編集はできないですよね。

輝夜月 それがイヤなんです! 月は自分の感覚が好きだし、自分が面白いと思ってやったことがカットされてたら「あれ? 面白くなかった?」とか考えて恥ずかしいじゃないッスか!

──自分の発言の意図が編集で変えられることもある?

輝夜月 それもあるかも! まぁでも変なカットされなかったし、自由にやれたから、他人に編集されるのちょっと好きになっちゃいました!アッハッハ!(笑)

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