フジロック出演決定! 夏までにしっかり聴いておきたい「スカート」名曲5選

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フジロック出演決定! 夏までにしっかり聴いておきたい「スカート」名曲5選
フジロック出演決定! 夏までにしっかり聴いておきたい「スカート」名曲5選

POPなポイントを3行で

  • 1月にサブスク解禁&2作同時リリースしたスカートの魅力に迫る
  • 「どこか影を持ちながらも清涼感のある」独特の作品世界
  • ライターオススメの5曲をピックアップ
先日、「FUJI ROCK FESTIVAL '19」ラインナップ第2弾での出演が発表された、シンガーソングライター・澤部渡さんによるソロプロジェクト・スカート 近年では、藤井隆さんのアルバムへの楽曲提供や、テレビ番組「山田孝之のカンヌ映画祭」のエンディング曲・劇伴担当、スピッツ鈴木慶一さんのレコーディングに参加するなど、着実に活躍の幅を広げている。

そんなスカートの魅力を知るうえでこれだけは外せない、という(純然たる筆者の好みで選んだ)珠玉の5曲をご紹介する。これだけでも聞いておけばフジロックのスカートのライブがさらに楽しめるだろう。

ちなみに、高校生シンガーソングライター・崎山蒼志さんを発掘した『日村がゆく!』で、当時審査員として出演していたのも、澤部渡さんだ。
〜第3回高校生フォークソングGP〜|日村がゆく!#51

老若男女に染み渡る「不健康ポップバンド」

スカート / 君がいるなら 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
2010年、自主レーベルから1stアルバム『エス・オー・エス』をリリースさせたことから、活動が本格化したスカート。

2014年に所属レーベルをカクバリズムに移したのち、2016年に発表したアルバム『CALL』が高い評価を受け、一気に注目を集めた。

世代や性差を超えて愛されるべきポップな楽曲群は、いずれもどこか憂いを帯びた風のようでもあり、聴く者の心にさざ波を立ててゆく。

今年1月からApple musicやSpotifyといったサブスクリプションサービスでの配信開始と同時に、メジャー2ndシングル『君がいるなら』と2017年に発売されたメジャー1stアルバム『20/20』のLP盤もリリースされた。

新進気鋭のイラストレーターや漫画家が手がけるアートワークも、スカートの作品世界を彩る大事な要素のひとつ。

配信により手軽にさまざまな楽曲に触れられるのは便利だが、そこで完結してしまうのは少しもったいない。

サブスクで気に入った楽曲・アルバムに出会えたなら、ぜひ一度CD・レコードショップでもパッケージを手に取ってみてほしい。

独断と偏見で選んだ、スカートの名曲5選

スカート - アンダーカレント [Official Music Video]
アルバム『CALL』より。個人的には、アルバムの中で1、2を争う名曲。

詩的な歌詞の美しさが極まっており、なにやら心がざわつくような、それでいてメロディは耳心地が良いような、なんとも不思議な曲。余談だが、豊田徹也さんの同名漫画『アンダーカレント』の空気感に似ている気がする。
スカート / 静かな夜がいい【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
シングル『静かな夜がいい』より。絶妙に変な夢っぽいPVが良い(漫画好きな澤部さんらしい小ネタもポイント)。

比較的疾走感のあるポップスで、夜のハイウェイを駆けながら……というよりは自転車や原付で夜道を走るときに聴きたくなる。
スカート / シリウス live at Shibuya WWW 2016.5.27
アルバム『CALL』より。アルバム内最長の約5分という、しっとりと聞き応えのある楽曲。カクバリズム移籍後の1作目は、この「シリウス」を表題作とした12インチのシングル盤である。

ジャケットのイラストは『惑星9の休日』『夜とコンクリート』で知られる漫画家・町田洋さんということもあり、ぜひともフィジカルリリースされたものをゲットして楽しんでいただきたいところ。
スカート / 視界良好【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
アルバム『20/20』より。軽快なイントロから始まるグルーヴ感が心地よい。

ものすごく月並みなことを言うと、「始まりの季節に口ずさみたくなるような」1曲だが、本当のことなのだから仕方がない。

字面どおりに受け取れば前向きな歌詞なのだが、どこか切なさが漂っているというのがスカートらしさ。
スカート - すみか [Official Music Video]
アルバム『サイダーの庭』より。透きとおるような歌声がエモーショナルに響くサビに心を掴まれる。今年1月にリリースされたシングル『君がいるなら』にも現体制での再録版が収録されており、こちらももちろん必聴である。

紹介した5曲を含め、スカート楽曲はとにかく聴き心地が良い。

しかしそれは、ただ右から左に抜けてゆくということではなく、ちょっとしたアレンジや歌詞のワードチョイスなどにフックがあり、それがじんわりと胸に沁み込んでいくのだ。

フジロックでも、一度少しだけスカートのステージで立ち止まって欲しい。きっと、あなたの心に残る何かがあるはずだ。

POPなカルチャーレビューたち

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