連載 | #21 ポップなまとめ記事をつくってみた

夏を歌った日本語ラップ15選 アツい日々を彩るヒップホップの名曲

夏を歌った日本語ラップ15選 アツい日々を彩るヒップホップの名曲
夏を歌った日本語ラップ15選 アツい日々を彩るヒップホップの名曲

RHYMESTER「フラッシュバック、夏」

POPなポイントを3行で

  • 日本の夏をさらに楽しくするヒップホップ楽曲を厳選
  • RHYMESTERやDS455、さらにDJ HASEBE、HALCALI、あっこゴリラも
  • お気に入りのサマーチューンがきっと見つかる
8月に入って夏も真っ盛り。今回は夏を盛り上げる和モノHIPHOP(ヒップホップ)を15曲厳選してご紹介。RHYMESTERDS455、さらにDJ HASEBEといった大御所からHALCALICOMA-CHI、そしてあっこゴリラなどフィーメル勢まで様々な曲をお届けします。

海に花火にプール、お酒も一段と美味しくなる。そんな日々をさらに彩ってくれるのが音楽。特にリリックがダイレクトに伝わってくるヒップホップがおすすめ。

スチャダラパー「サマージャム'95」にかせきさいだぁ「じゃっ夏なんで」、さらにZeebra「真っ昼間」「Endless Summer Feat.COMA-CHI」などが夏のヒップホップの定番曲ですが、ほかにも良曲が沢山あります。レジャーのお供にぜひいかがでしょうか。

夏を彩る和モノヒップホップ

1. フラッシュバック、夏/RHYMESTER

1999年に「B-BOYイズム」で一世風靡し、もはや大御所となったRHYMESTERが2011年にドロップしたサマーチューン。

ラップのインパクトに耳が傾きがちだけど、実はトラックをつくっているのは GAGLEのDJ Mitsu the Beats。花火音をサンプリングしているなど、RHYMESTERらしい遊び心も感じられる良質なジャジーヒップホップ。

2. サマージャム'95/鎮座DOPENESS×環ROY×U-zhaan

スチャダラパーの名曲に斬新なアレンジを加えてカバーした名盤。オリジナルが持つゆるい世界観を壊すことなく、タブラなどの楽器によって民族音楽感が加えられた名カバーです。鎮座や環ROYのゆるいキャラクターも活きており、夏の新定番に。

3. おつかれSUMMER/HALCALI

HALCAとYUCARIによる2人組HALCALI。RIPSLYME主催のフィメールラッパー・オーディションで見いだされ、RYO-ZとDJ FUMIYAのプロデュースを受けてデビュー。RIPSLYMEから受け継いだゆるい雰囲気が特徴的。

現在は活動休止中だが「今夜はブギーバック」「浪漫飛行」をカバーしたり、NARUTOのテーマソングを歌うなどジャンルを超えて活動していた。そんな彼女たちがリリースしたサマーソングも気持ちの良いゆるさで仕上がっている。

4. Shake Dat Ass feat. AISHA / ANARCHY

飛ぶ鳥を落とす勢いのANARCHYが放ったパーティソング。HABANERO POSSEによるぶっとびサウンド、そして男の欲望丸出しのパンチラインが癖になる。AISHAもラッパーとして参加しており、パーティで流せば盛り上がること間違いなし。

5. T.U.B.E./鎮座DOPENESS

2013年にドロップされた鎮座DOPENESSのサマーナンバー。民族音楽っぽさを感じさせながらも疾走感があり、夏らしさを感じさせる一曲。

鎮座DOPENESS自らカメラを装着してプールのスライダーに挑戦する大胆なカメラアングルが楽しめるMVも必見。

6. Getting Hot/COMA-CHI

フィメールラップ黎明期から活躍し、出産を経ながら今も縄文バイブス全開で活動を続けるCOMA-CHIが2015年にリリースしたサマーチューン。どこかオールドスクールな雰囲気を感じさせながらもコーラスでは伸びのある歌声を聴かせる名曲。

7. 黄熱病 -YELLOW FEVER- × STUTS/あっこゴリラ

「余裕」で遂にメジャーデビューを果たしたあっこゴリラが「夜を使い果たして feat.PUNPEE 」でブレイクしたSTUTSと組んでリリースしたサマーソング。あっこゴリラの楽しいキャラクターと、ディスコ調のメロディが見事にマッチした名曲。夏の夜にぴったり。

8. Summer Sweetz ~CIGAR & LIQUOR~/DS455

レイドバック系サマーソングと言えばDS455の右に出るものなし! 和製ウェッサイのパイオニアが2004年に放ったこの曲は今もその輝きを失うことなく、多くの人に愛されている。

ほかにも青山テルマを迎えた「SUMMER PARADISE~Risin'to tha sun~」などDS455のサマーチューンは外れがない。

9. Summer Breeze ft.twenty5,KENSHU/BULL

スリチクのLIPSTORMやラッパ我リヤのMR.Qなどを迎えて制作された「12monkeys」で注目されたBULL

彼の「Summer Breeze」も気持ちのよいレイドバック系サマーソング。哀愁があるトラックに伸びのあるコーラスが病みつきに。

10. Summer Situation/STUTS×SIKK-O×鈴木真海子

メジャーデビューで注目を集めるchelmico鈴木真海子が、トラックメーカーとして猛進を続けるSTUTS、そしてTOKYO HEALTH CLUBSIKK-Oと組んでリリースしたサマーチューン。

音色の美しいトラック、けだるいSIKK-Oのラップ、存在感の強い鈴木真海子のラップ、その3つの要素のバランスが絶妙な名曲。ちなみにchelmicoの新作「POWER」に収録された「サマータイム」もPARKGOLF制作の良質なサマーソングなので要チェック!

11. Summertime/Aun beatz

KANDYTOWNとして、ズットズレテルズとして、そしてソロMCとしても活躍が目覚ましいRYOHUが在籍するミクスチャーバンド・Aun beatzがドロップした「SUMMERTIME」も聞き逃せない。

RYOHUのラップ、ロックサウンド、Ryuのファルセットボイス、それらが混ざり合い、ジャンルを感じさせないつくりになっている。

12. 夏の魔法/ENJOY MUSIC CLUB

男性同士のキスシーンから始まるセンセーショナルなMVも話題となったが、メロディアスなトラックがなんともたまらない。

そんなトラックに力の抜けたラップとコーラスが絶妙なバランスで乗り、エモーショナルな世界を構築する。男性同士のラブストーリーを描いたMVも必見。

13. ROOM VACATION feat.唾奇 & おかもとえみ/DJ HASEBE

近年も野宮真貴を迎えた「晴れた午後は代官山で」をリリースするなど、20年前からシーンで活躍し続けるDJ HASEBEが昨年リリースした「ROOM VACATION 」も品のあるサマーソング。

飛ぶ鳥落とす勢いの唾奇、そしておかもとえみを迎えたバケーションソングはポップで上品でどこかちょっと涼し気。

14. 呼煙魔 & MC松島 - 遠い夏

MCバトル出身ながらも猛烈なペースで作品をリリースし続けるMC松島と、新世代のJazzyHipHopトラックメーカーとして注目を集める呼煙魔のコラボ。ピアノの音色が美しいトラックとMC松島のしゃがれたラップの相性もばっちり。

15. サマー・シンフォニー Ver.2 feat. PSG/曽我部恵一

曽我部恵一の「サマー・シンフォニー」に今もなおシーンを騒がせ続けるPUNPEEが所属するPSGが参加したリミックス。原曲のコーラスはそのままでS.L.A.C.K.やPUNPEEなどPSGのラップが華を添える。夏の終わりにふさわしい一曲。

──いかがでしたでしょうか?

楽しいパーティにぴったりの曲、そして少し寂しい夏の終わりを飾るのにふさわしい曲など様々。和モノヒップホップでぜひ夏を楽しんでくださいね。

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