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POPなポイントを3行で

  • セクハラやパワハラをメールで通告できる「ソレハラ」が開始
  • 通告は匿名で、メールアドレスと相手方の名前を入力するだけ
  • 通告された側のリアクションも確認できる

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セクハラ/パワハラの匿名通告サービス「ソレハラ」 裁判になる前に…

ソレハラのサイトよりスクリーンキャプチャ(以下同じ)

連日のようにテレビやネットニュースを騒がせる「ハラスメント」にまつわる問題。

セクハラ、パワハラといった定番から、最近では酒の席での「アルコールハラスメント(アルハラ)」や、言葉や態度で精神的にダメージを与える「モラルハラスメント(モラハラ)」など、多種多様な訴えが日々生まれている。

その情勢を受けてか、Webサービスの開発や運用を手がける株式会社Quaerere(クアレレ)が、ハラスメント代理通知サービスとなる「ソレハラ」を開始した。

登録不要、匿名でハラスメントを訴えられる

ソレハラは会員登録不要で、すぐに使うことができる。ソレハラのサイトから、ハラスメントの種類、受けたダメージの程度、相手方の連絡先メールアドレスを入力するだけだ。早速、使ってみた。

まずはセクハラ、パワハラなど、受けたハラスメントを選ぶ。 ソレハラ 次に「ハラスメントのレベル」を選ぶ。カチンときたくらいの「おこレベル」から、世の中の耳目を集めてしまうかもしれない「裁判/告発レベル」まで、5段階が用意されている。 スクリーンショット-2018-05-30-14.50.35 告発したい相手のメールアドレスと指名を入力する。氏名は、告知メールにも表記されるため、誤りがないようにしたい。自分しか呼んでいないようなあだ名を使うと身元が割れる可能性があるので注意だ。 ソレハラ メールを送る送信時間を「今すぐ」から「2ヶ月後」まで6パターンから選ぶ。セクハラを受けてから通告するまでに時間差を設けることで、通告者の匿名性を上げる狙いがあるようだ。 ソレハラ すべて入力できたらプレビューを確認して…… ソレハラ 送信完了だ。なお、送信すると、次回訪問時に相手からのリアクションを確認できる画面が設けられる。 スクリーンショット-2018-05-30-14.54.02

加害者側からリアクションもできる

ハラスメントを通告すると、送信先のメールアドレスにソレハラからメールが届く。届くアドレスが「neko@sorehara.com」なので、ともすると会社内のセキュリティサービスによっては迷惑メールなどに振り分けられないか、すこし心配ではある。

今回試してみたところ、筆者のフリーメール(Gmail)には通常通りに届いた。 ソレハラ メールを開くと、ソレハラからの通知内容が表示される。今回は「おこレベル」を選んだが、文面には「もしかしたらセクハラをしているとの目撃情報が入りました」と伝聞体で書かれていた。

つまり、ハラスメントを受けた当事者からではなく、それを見た取り巻きからの通告という体をとっている。当事者にしないのは、通告者の特定を避けるためだろう。ソレハラのサイト上でも「見過ごせないと感じたら」という一文があり、周囲からの通告も推し進める表現が用いられていた。

メールには、「セクハラをしている恐れがあります」との表記と共に、「反省している」「こちらに非はない」と選べるボタンが設けられている。 ソレハラ いずれかを押すと、メールの送り主に対してリアクションできる画面に遷移する。メールの送り主に対してのコメントと、告知をしてくれたことへの感想を選べる。 ソレハラ

世代や上下関係を超えてハラスメントを教えるきっかけに

セクハラを告知した相手がリアクションすると、ソレハラのサイトトップにある「受信者の反応を確認」ボタンから飛べる「ソレハラメモリ」に、その結果が表示されるようになる。 ソレハラ 結果を開くと、相手がどのような態度をもって返答したのかがわかる。 ソレハラ ソレハラの開発経緯について、Quaerere代表取締役の吉田樹生さんは、下記のように説明している。

代表の吉田が居眠りをしながら仕事をしているメンバーに、何気なく「カフェイン剤がそこにあるから飲むべきでは?コーヒーの1/20のコストですよ」と言ったところ、「それはパワハラになります。」と笑いながら言われたことがありました。

ハラスメント行為は、該当するかどうかがハラスメントを受ける側の価値観に委ねられます。行う側は、実は普段の「当たり前・普通」と思っている言動が相手にとっては嫌がらせに感じるという場合が多くあります。

「どこまでがハラスメント行為なのか」を世代や上下関係の壁を超えて教え合うことで、被害者・加害者・会社が最悪な事態に陥るのを防げるのではないかという思いで、サービスの提供に至りました。 ──ソレハラのプレスリリースより

吉田さんの言葉にもあるように、「価値観の違い」が問題を生むだけに一筋縄ではいかない。また、セクハラを受ける側が対面で伝えることが難しい、勇気がでないという人もいるだろう。溜まったストレスから体調を崩してしまったり、エスカレートが過ぎたゆえに訴訟や裁判に発展したりする事例も起きる。

ソレハラはハラスメントのすべてを解消する魔法のサービスではないが、「声をあげにくい人々」の背中を押し、状況を変えるかもしれない一歩にはなるだろう。加害者は通告を顧みて、通告者の詮索よりも自己の見直しに励んでもらいたいところだ。

※画面はすべて記事執筆時のもので、今後変更がされる可能性があります。

闇のつらみ

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著者 : 大和田 敢太
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販売元 : 中央公論新社

ほんとそれな。むずかしいな。

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