一方で、メロコアブームはハイスタが活動休止を発表した、2000年をもって収束していったという見方も一般的。それだけに、直撃でない世代からは「メロコアとはなんぞや?」「英詞ばっかりでリズムも似てるし、ぶっちゃけ全部同じ曲に聞こえない?」という声も散見されます。
そこで今回は、日本で活躍した&している古今東西のメロコアバンドを一挙に紹介します! それぞれのバンドの名曲を聞き比べて、メロコアの良さに目覚めてください!
ハイスタから受け継がれるメロコアの伝統!
ベースボーカルの難波章浩さん、ギターボーカルの横山健さん、ドラムの恒岡章さんが織りなす、ドンシャリで歪んだギター、2ビートで攻め立てるようなドラム、緩急のある構成、そしてたった2分で終わってしまう喪失感……などなど、メロコアを語る上で欠かせない、ありとあらゆる要素が既に完成されきっています。
ジャンルを解説する方法はいろいろとありますが、ことメロコアというジャンルに限っては、この楽曲そのものがジャンルであるといっても過言ではない、と言えるかもしれません。
なかでも美麗なアルペジオのイントロから一気に駆け上がる「EVER GREEN」は、長いバンドの歴史のなかでも珠玉の名曲のひとつ。数々のフェスティバルでモッシュ&ダイブの渦をつくりまくっています。
ギターボーカルの安野勇太さんは近年、PASSPO☆やベイビーレイズといったアイドルへの楽曲提供でもその存在を知られています。
スカやレゲエといった新たな音楽性をパンクのリズムに融合したSNAIL RAMPは、ほぼ同時期にデビューしたKEMURI、POTSHOTらとともに頭角を表し、一気に次なる世代を牽引しました。
なかでもうねるようなベースラインとカッティングのギターが心地いい「MIND YOUR STEP」は必聴の名曲です!
この「Try My Luck」は、2ビートと高速のカッティング、そしてサビ前のブレイクがたまらないです。
locofrankのライブで必ずと言っていいほど演奏される定番曲の「START」は、2番の頭にある「NO BABY!」という歌詞をオーディエンスが叫ぶのが通例となっています。
2010年代以降要注目のメロコアバンド
その理由は、ヘビーで疾走感のあるサウンドにハイトーンなボーカルを合わせた爽やかな楽曲が多いこと。さながら、かつてのELLEGARDENの人気を彷彿とさせます。
上述のメロコアの名門・PIZZA OF DEATH RECORDSに所属し、シンプルな3ピース編成とメロディックなギターリフ、コーラスワークといったメロコアの王道を踏襲したスタイルが特徴です。
5月には、花王「8×4 ボディフレッシュ」の新テレビCMに楽曲を書き下ろし、7月にはTV番組「ミュージックステーション」への出演するなど、幅広い層から支持を集めています。
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