カイカイキキの人気アーティスト・タカノ綾、8年ぶりに日本で個展

カイカイキキの人気アーティスト・タカノ綾、8年ぶりに日本で個展
カイカイキキの人気アーティスト・タカノ綾、8年ぶりに日本で個展

すべてが至福の海にとけますように, 2014(部分)/Oil on canvas/2300 x 6500 mm/(C)2014 Aya Takano/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

現代美術家やマンガ家など、幅広い顔を持つアーティスト・タカノ綾さんの、国内では8年ぶりとなる個展「すべてが至福の海にとけますように」が、東京都港区にあるKaikai Kiki Galleryにて開かれる。

会期は3月6日(木)から4月2日(水)まで。3.11の東日本大震災をテーマにした6mにも及ぶ大作や、デビューから20年近くを経て成熟を遂げた作品群が登場する。

カイカイキキ所属の人気若手アーティスト

タカノさんは、日本を代表する現代美術家・村上隆さん率いるアート集団・カイカイキキに所属する若手アーティスト。

独自の視点から解釈した日本のマンガやSF的世界観を帯びた、少しエッチな雰囲気を漂わせる作風が女性を中心に人気を呼んでいる。過去には、ファッションブランド「イッセイミヤケ」とのコラボレーションや、ファッション雑誌『Zipper』での連載も行っていた。

これまでに、香港やパリ、ロサンゼルス、ニューヨーク、バルセロナなど、世界各国で数多くの個展を開いており、今回の日本での個展は実に8年ぶりとなる。

「すべてが至福の海にとけますように」

今回の個展のタイトル「すべてが至福の海にとけますように」には、「世界を俯瞰したときに、『残酷なもの』も『素晴らしきもの』も至福の中に溶け込むように」という願いが込められているという。タカノさんは3.11以降、「より身近でリアルな世界を意識し、都市も地方も、植物も動物も、災害も原発も、すべてがあるからこそ世界は構成されている」と語っている。

個展では、個展名を冠した作品集『すべてが至福の海にとけますように』の販売や、ペインティングイベントの開催、フラワーアーティストの東信さんとのコラボレーションによる、植物と人間との関係性を見つめなおす作品「森」が出現する。

また、3月7日(金)には文化人類学者の辻信一さん、29日(土)には雑誌『ムー』編集長の三上丈晴さんと詩人の雪舟えまさんとのトークショーが開催される。詳細は下記を参照にしてほしい。

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