『美味しんぼ』原作者が心中明かす 最終回は「楽しく騒いで大団円」

『美味しんぼ』原作者が心中明かす 最終回は「楽しく騒いで大団円」
『美味しんぼ』原作者が心中明かす 最終回は「楽しく騒いで大団円」

『美味しんぼ』110巻

現在休載中のグルメ漫画『美味しんぼ』の原作者である雁屋哲さんが、3月22日(火)に自身のブログで連載再開の意向を明かした。

しかしながら、「そろそろ終わりにしたいと思っています」と連載終了の意思も同時に示しており、「今までの登場人物総出演で、美味しい食べ物の話でどんちゃんどんちゃん楽しく騒いで大団円」と、最終回の構想についても語っている。

福島第一原発「鼻血問題」で物議を醸した『美味しんぼ』

『美味しんぼ』は、1983年より漫画雑誌『ビッグコミックスピリッツ』にて連載されていた、雁屋哲さん原作・花咲アキラさん作画による漫画。

連載30年以上にわたるグルメ漫画の金字塔として知られているが、2014年4月28日号に掲載された「福島の真実編」にて描かれた、新聞記者をつとめる主人公・山岡士郎が福島第一原発に取材で訪れた後に鼻血を出すというシーンが、マスコミや自治体、政治家も乗り出し大きな議論を巻き起こした。その後、現在に至るまで休載が続いている。

「美味しんぼ」は現在休載しています。
ずいぶん長い休載ですが、終了したわけではありません。
ただ、再開云々については、今、私の一存では言えません。
その機会が来れば、スピリッツ誌の編集部から、読者の皆さんにお知らせすることになるでしょう。
念を押しておきますが、今回の休載は、例の鼻血問題で各方面から圧力がかかったからではありません。
鼻血問題とは、全く関係がありません。
それに、たとえどの方面から、どのような圧力がかかろうとも、スピリッツ編集部、小学館は勿論、作者である私も、それに屈することは絶対にありません。 ブログ「雁屋哲の今日もまた」より抜粋

しかし雁屋哲さんは、今回の長期休載について、この「鼻血問題」とは無関係であることをブログで明記。

雁屋さんや出版元である小学館が、これまでにいくつかの企業や団体から圧力を受けていたことを明かすとともに、「それに屈することは絶対にありません」「原発問題に留まることなく、話の幅を広げ、より面白い漫画にしていくつもりです」と、今後も『美味しんぼ』の執筆を継続する姿勢を示した。

連載再開時期についてはまだ明かされていないが、「その機会が来れば、スピリッツ誌の編集部から、読者の皆さんにお知らせすることになるでしょう」と語っている。

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