中小企業風アートユニット・明和電機「ナンセンスマシーンズ展」開催

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中小企業風アートユニット・明和電機「ナンセンスマシーンズ展」開催
中小企業風アートユニット・明和電機「ナンセンスマシーンズ展」開催

明和電機ナンセンスマシーンズ展

アートユニット「明和電機」が、石川県・金沢市の金沢21世紀美術館にて、展覧会「明和電機ナンセンスマシーンズ展」を開催する。期間は1月21日(火)から2月9日(日)、10:00から18:00まで。

明和電機とは?

社長の土佐信道さん

明和電機とは、1993年、土佐信道さん(弟)と土佐正道さん(兄)が結成したアートユニット。

この「明和電機」というユニット名は、かつて彼らの父が経営していた会社名からとったもの。東芝や松下電器の下請けとして真空管の制作などを行っていた町工場だったそうだ。

青い作業服がトレードマークであり、作品を「製品」、展覧会を「製品展示会」、ライブを「製品デモンストレーション」、講演会を「会社説明会」と呼ぶなど、中小企業風のスタイルで活動しているのが特徴。メンバーは役員と工員で構成されており、現社長は弟の信道さん、現会長には兄の正道さんが就任している。

活動の中心は「製品開発」(作品制作)。魚をモチーフにしたナンセンスマシーン「魚器(NAKI)シリーズ」、電動楽器「ツクバ(TSUKUBA)シリーズ」、さまざまな声にまつわる機械「ボイスメカニクスシリーズ」がその代表だ。また、花をモチーフにした「EDELWEISSシリーズ」も、信道さんの独立プロジェクトとして展開。

人間のように笑うロボット、ボイスメカニクスシリーズの「ワッハゴーゴー」。2010年、専門学校HALのCMに登場している。

「製品」をつくるだけでなく、展覧会や「製品」を用いたライブなどのプロモーション活動も精力的に行っている。そんな活動が評価され、2000年には人間として初めてグッドデザイン賞(新領域デザイン部門)を受賞した実績もある。

また、「製品」の多くは1点モノであるが、おもちゃや電気製品として大量流通しているものもある。最近では、日本おもちゃ大賞2010も受賞した「ボイスメカニクスシリーズ」の電子楽器おもちゃ「オタマトーン」が人気だ。
オタマトーンDXで "アベマリア" Ave Maria
【次のページ】そんな明和電機の集大成「ナンセンスマシーンズ展」!
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