ホリエモン、本気プロジェクト──5300万円の資金調達開始

ホリエモン、本気プロジェクト──5300万円の資金調達開始
ホリエモン、本気プロジェクト──5300万円の資金調達開始

堀江貴文さん

ホリエモンの愛称で知られる元・株式会社ライブドア取締役社長で実業家の堀江貴文さんがクラウド・ファウンディング「CAMPFIRE」にて、どこでもだれでも生放送を配信できる「バルクライブ」プロジェクトを立ち上げた。現在、ユーザーからの出資を募っている。

2013年3月に釈放されてから、情報収集アプリ「Antenna」や旨い店が分かるグルメアプリ「テリヤキ」など、旺盛に様々なプロジェクトを手がける堀江さんだが、今回新たに構想が持ち上がった「バルクライブ」は、〝ネット生放送に革命を起こすことが可能〟、と強い意気込みがみてとれる。

生放送が盛り上がり、あたりまえに

現在、インターネットを介した生放送といえば「ニコニコ生放送」や「ツイキャス」、「Ustream」等が真っ先にあげられるが、堀江さんはしっかりと場所や機材をセッティングしなければ、電波状況などから音声・画質ともに悪化してしまう現在の状況を指摘。より快適かつ、手軽に生放送を行なえる新ツールとして提案されているのが「バルクライブ」だ。

堀江さんは「安定した放送を行う為に、複数のキャリアと常時接続し、各キャリアの回線状況を見ながら中継、あるいは同じキャリアをバルクで束ねて通信を行うといったことができれば、それが解決策の1つとなります」と続けている。今回のプロジェクトでは、デバイスを1から設計・製作を考えているそうだ。すでに実績のあるメーカーと協力し、打ち合わせも行なっているとのこと。

なお、目標達成金額として設定されている額は53,000,000円。これは「CAMPFIRE」がリリースされて以来、過去最高の目標額となっている。デバイスの生産を行い、配信用のサーバーを用意するための最低限の資金だそうだが、ふだん「CAMPFIRE」で募集されているプロジェクトと比較すると桁違いの額。クラウドファンディングの特性上、目標額を達成しなければ、一銭も得ることができない。このハードルをいかに飛び越えてくれるのか、期待は大きい。

識者からの応援も

「バルクライブ」プロジェクトの立ち上げに際して、堀江さんへ識者からのメッセージも届いている。

いいぞ、たかぽん!一緒にやろー、ネット放送革命!
ラジオDJになって15年。まさに僕もずーーーっと考えてたこと。
生放送の醍醐味は機動力!いつでもどこからでも放送ができて、
リスナーやユーザーのリクエストに答えた場所から今を届ける。
そんなワクワクする機器をみんなの協力で生み出すことができたらさらにサイコー!
一緒にスタジオ飛び出してバルクライブ世界一周生放送とかしましょww ラジアンリミテッドF ニコラジ パーソナリティー やまだひさしさん

ケーブルテレビの登場が市民ジャーナリズムを育てたように、
ハンディカムがビデオジャーナリストという職業を生んだように、
ツイッターがマイクロジャーナリズムを成立させたように
――メディア機器の進化はジャーナリズムに次々と新しい力を与えてきました。

ネットの動画生放送は我々に与えられた情報環境を大幅に更新する意味において、
今もっとも大きな可能性を秘めた技術です。
このプロジェクトが成功すれば、テレビ業界を買収なんかしなくても、テレビ界に革命を起こせるかもしれませんね。 ジャーナリスト メディア・アクティビスト 津田大介さん

気になるリターンメニューは?

「CAMPFIRE」では、プロジェクトへの出資額によってユーザーへのリターンが決められている。今回は500円という小口の額から、15万円、16万円、30万円と大口の支援の枠が設けられている。30万円の出資ではなんと、堀江さん行きつけの寿司屋にて、堀江さんと会食の権利が与えられる。これはファンならずとも是非とも注目せざるを得ない内容だ。 インターネットによる生放送とその状況に革新をもたらすのか。堀江さんの試みにかけてみたい方は、「CAMPFIRE」から支援だ。

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